涙の焼き付き修理…その@

8月15日の走行会でNSRのエンジンが昇天されました(涙)
いかに安く速いマシンを作るかというのが今回のの目標でしたが、いきなり目標が崩れました…

まず焼きついた時の状況から
・周回数は4周ほど。
・前半はタイヤの皮むきを行ったので実際の全開は2周くらい。
・アトウッド(登りの右複合)立ち上がりで突如パワー感がなくなり失速⇒リアタイヤロック。
 ガス欠症状にも似た感じでエンジンが停止。
・キックペダルはピクリとも動かない。
・ドナドナ号(回収車)に揺られる…

この時は左右ともメインジェット132番で上側に関してはいい感じの焼けでした。

そして、サーキットから帰ってリードバルブ側から覗いてビックリ!
えらいことになってました…

それでは焼き付き修理のスタートです!


シリンダーが死んでいると思われたので、新品シリンダーをヤフオクでGet!
この時はシリンダーの焼き付きだと思っていました…

ところが、リードバルブを取り外して中を覗いてみると…
キャー!リードバルブに妙な粉が大量に付着してる〜〜〜。
ん?ってことはクランクもご臨終か?
これが正常な左側クランクの様子
オイルで艶々です♪
昇天された右側クランク。
わかりにくですが、明らかに色がおかしい。。。
完璧に焼けてます。この時点でシリンダー交換だけでは復活しないことが決定(涙)
どっちにせよ、エンジンASSY or クランク交換なので、エンジンを下ろすことにしました。
ハーネス、ラジエター、オイルタンクを切り離し、エンジンマウントをはずしてゆきます。
最後にドデカイ6角(12mm)を緩めます。こいつが超強力に締まっていてかなり苦戦しました…
その他にも狭い場所にネジがあるので、結構面倒です。
手持ちの工具が入らなかったり、途中でリアスタンドが外れてバイクごと倒れるなどのアクシデントに見舞われましたが、なんとかエンジンを下ろしました(汗)
しかし、このエンジン意外と重い。。。上の写真にもあるように、フロアジャッキで支えないとヤバイところでした。

エンジンを下ろすまでは完了しました。
油断していたので、あまりの重さで腰をいわすところでした…
ひとまずここで、作業を中断。この後の方向を考えます。。。

プラン1
バラせるところまでバラしてショップに持ち込み。
この場合、クランクは新品になります。ただ問題点は部品代+工賃が高いこと。10諭吉は確実にかかるでしょう。
しかしプロによるO/Hとなるので、その後の信頼性は高いと思われます。理想はこれでしょう。

プラン2
中古エンジン購入。
絶対的に安上がりです。ところが、中古なので一体どういった使われ方やメンテナンスがされていたのががまったく不明なので、 半分バクチです。肝心のクランクのセンターシールなんてシリンダーをバラしてみないと点検できません。。。
基本的にそれほど信頼できるものではないので、かかる費用に対して微妙な感じがあります。
それにエンジン自体も安けりゃいいのですが、意外と高く、3諭吉以上は確実です。

あと、NSR250のエンジンは特殊工具がいらない縦割りのケースなので、自分でクランク交換なんてのも考えたのですが、これをやるには経験不足… 生贄のゴミエンジンがあれば、それで試してから挑戦するんですが、今回はそれもないので諦めます。

つづく。。。


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